児童生徒のみなさんへ
新学期が楽しみで待ちきれないと言うかのように、例年より早く桜の花が満開となりました。いよいよ、令和3年度のスタートです。新しい教室や教科書・新しい仲間・新しい先生など4月は新しい出会いがたくさんあります。
思い返せば1年前、新型コロナウイルス感染拡大の影響で小学校では例年のような入学式が行うことができず、全校屋外で1年生の入学を祝いました。そして、4・5月の一斉臨時休校、6月の分散登校と今までとは違う1年が始まりました。授業、給食、行事など、これまで「当たり前」だと思っていた場面の全てが、当たり前ではなかったということに気づかされた1年でした。
今年度は感染症対策をしながらですが、入学式を行うことができ、新学期を迎えられたということは本当に喜ばしく、嬉しい気持ちでいっぱいです。
マスク・手洗い・消毒などの対策は続きますが、感染症から自分を守り、大切な家族や仲間も守るために必要なことです。このような状況だからこそ、より互いのことを思い合い、協力しながら、すばらしい学校をみなさんの力で作ってくれることを願っています。
そして、今年度から1人1台の学習用パソコンの本格的な活用が始まります。新しい道具が増えたことで、今まで以上に豊かな学びになることを期待しています。
みなさんの新しいステージでの活躍と健康を願い、充実した学校生活になることを楽しみにしています。
保護者の皆様へ
皆様には、本市の教育活動に対しご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。いよいよ新年度がスタートしました。本市では新型コロナウイルスに対して「感染しない・させない」を合言葉に、新しい生活様式を意識した教育活動をすすめてまいりました。
しかし、新型コロナウイルス新規感染者数は再び、増加傾向にあります。保護者の皆様におかれましては、今年度も子どもたちの体調管理、マスクや手洗い・消毒などのご協力をお願いします。各学校でも、改めて感染症対策を徹底しながら、子どもたちの安心・安全な学校づくりに努めます。
そして、感染症に対する不安や恐れから偏見や差別事象が起こることがあってはなりません。各学校では子どもたちが感染症に対する正しい知識と判断力を身に付け、互いのことを思い合う心を育んでいけるよう取り組みます。
また、今年度は市内全校で1人1台の学習用パソコンの本格的な活用がスタートします。今年度より新学習指導要領が完全実施となり「主体的・対話的で深い学び」をすすめる中、学習用パソコンを文房具のように活用し、一人ひとりの学びを豊かなものにしてまいります。
和泉市では和泉の宝である子どもたちを社会総がかりで育むため、令和3年4月1日より「和泉市輝く子どもを育む教育のまち条例」を施行いたしました。子どもの成長や見守りについて、市の責務や保護者・地域等の役割を理解いただき、ご協力をお願いいたします。和泉市教育委員会は今後も、取組みを充実させ、全力で和泉の子どもたちをサポートしていきます。
子どもたちの健やかな成長を願って、新年度のあいさつとさせていただきます。
令和3年4月
和泉市教育長 小川 秀幸