2月27日(木)の夜にニュース速報で安倍首相の「臨時休校要請」を知り、思わず「えっ!」と声が出ました。2日(月)から休校と言われても学校として対策もできていない状況でどうしていくのか悩みました。学校だけで決められないこともたくさんあり、金曜日の午前中臨時校長会があり、そこで市教育委員会と話し合いが行われましたが、その場で決められないこともあり1日(日)の夕方市教育委員会から今後の対応について詳細が届きました。
中でも気になっていたのは、卒業式と入試です。3年生の生徒たちのことを思うと卒業式は例年通りしてあげたいのですが、今年は「卒業証書授与」「校長式辞」「PTA会長祝辞」のみを執り行い、式中の歌もなく「送辞」「答辞」もありません。このような式で卒業生たちに申し訳ない気持ちです。地域によっては「卒業式」自体を取りやめたところもあるようです。在校生も参加させず、保護者も1家庭2名までとなり、兄弟姉妹や乳幼児は参列できません。
入試については出願を教師が行い、後日生徒に受験票を教師から渡すことになりました。入試そのものは予定通り行われるとのことです。
このようなことになると誰が予想できたでしょうか?中国の武漢市で始まったことがこんなに世界中に一気に広まるとは。今は国民みんなで協力してこの困難に立ち向かわなければと思います。各ご家庭においても様々な問題を抱えておられると思います。
いつの日にかこのときのがんばりを笑って話せるときが来ると信じています。生徒たちにはこの経験をこれからの人生に役立ててほしいと思います。