2019年11月19日火曜日

小牧市立応時中学校の公開授業に行ってきました。

 18日(月)に愛知県小牧市立応時中学校の公開授業を見に行きました。本校は昨年から「主体的・対話的で深い学び」のための授業改革に取り組んでいます。教室にいるすべての子どもの学びを保障するために、子ども同士が関わり高めあう学びを目ざして取り組んでいます。その中で指導助言をいただいている「東海国語教育を学ぶ会」の石井先生から「小牧市立応時中学校がいい授業をしているから、一度参観に行かれては」というお話をいただき、授業の振り替えをして本校の教員4名と行ってきました。


 写真を撮ってきたのですが、ホームページ等への掲載は禁止されていますので文書のみの紹介になってしまいます。朝8時過ぎに学校を出発して、午前11時に到着し4限目の授業から参観することができました。応時中学校は1年生8クラス、2年生6クラス、3年生7クラスと本校よりもかなり生徒数の多い学校です。到着するとPTAの方が受付や駐車場の係をしてくれていて驚きました。教員向けの公開授業なので保護者参観はありません。受付に行くと北海道や島根県からも先生方が来られていました。


 応時中学校は過去に生徒指導が大変でかなり荒れた時期があり、その解決の一つとして授業改革に取り組んだとのことでした。どのクラスでも子どもたちが机を寄せてペアや4人班で勉強していました。驚いたのはどのクラスでも友だち同士で授業に関係のない話をしている生徒がいなかったことです。話しているのは授業に関係のあることだけでした。指導している先生も静かな話し方で、どの教室も落ち着いて授業をしているように感じました。寝ている生徒や授業に参加していない生徒は一人もいません。


 すべての教室に「授業は真剣勝負」と書かれた紙が貼ってあり、そこには授業のルールとして次のようなことが書かれていました。


 〇何が「わからない」のか気づきましょう。
 〇「わからない」ときは「考え」ましょう。
 〇「考え」ても「わからない」ときは「教えて」と言いましょう。
 〇「教えて」と言われたら「わかる」まで教えてあげましょう。(「教えて」と言うまで教えるのはやめましょう)    
 〇友だちの意見はしっかり聴いて、自分の考えとくらべてみましょう。


午後からの講演会で講師の佐藤 雅彰 先生が言われた「教えることは、子どものわからない気持ちを共有すること」という言葉が心に残りました。


槇尾中学校の目ざす姿がありました。一朝一夕にはできませんが、槇尾中学校の先生方はやろうとする熱い思いを持ってくれています。これからの槇尾中学校が楽しみです。